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第3回日本APNシンポジウム

ヘルスケアにおけるAPNのリーダーシップ

〜これからの医療を作る私たちの役割を考える〜

​2021年3月7,8 &14日 Zoom ウエビナー

​プログラム

緒方さやか

Adult and Women's Health Nurse Practitioner

Certified Diabetic Educator

演題:奉仕から「プロ」へーライフ・コーチングに学ぶ変化の原動力ー

米国のNPは、「医学vs看護」という対立のモデルに阻まれつつも、患者を中心においたチーム医療の一端を担う職として今の形に発展していった。看護師として、APNとして、自己犠牲や奉仕をするだけでなくて、プロフェッショナルとしての自分をどう打ち立てていくのか。そのような「変化」を起こすのに障害となるのは何か。ライフ・コーチングからの学びと、NPの産みの親ロレッタ・フォードさんに頂いた日本の看護師へのメッセージを踏まえ、日本の看護の将来と、医療現場における看護師のリーダーシップを考える。

本田和也

診療看護師(NP)

演題:Nurse practitioner(NP)としてのリーダーシップ - ヘルスケアの発展につなげるNPの能力・魅力の共有 -

演者は, 日本版NPの初期修了者として2014年からNPとして活動を開始し,  1. 新生児から高齢者, 2. 急性期から慢性期、終末期, 3. 都市部から離島等の僻地など, 幅広い領域で, 広い視野で実践を積んできた. この実践過程で見えたNPの魅力的な能力の一つとして,「リーダーシップ」がある.「NPによるリーダーシップによって , ヘルスケアがどのように発展していくのか? 」という皆様の関心に応えられるよう, 演者が経験してきた実践や成果, 実践に至るまでの思考や成果を示すまでのロジックなどについて紹介する.  また, 看護の力でヘルスケアシステムの発展を導くためには、NP/CNS(APN)による「リーダーシップ」が必要不可欠だと感じていただけるような講演にしたい. 

市原真穂

小児看護専門看護師

演題:これからの医療をつくるAPNへのエールと私のミッション

-高度実践看護者、看護基礎教育、高度実践看護者教育を経験して-

日本では高度実践看護師(以下、APN)はまだ少なく、存在の意味と意義が十分に浸透しているとは言い難い。私のように専門看護師というある意味実験的な立場を経て教育に転向したものはさらに少ないので、自らの経験を実践や教育に反映させていくことは今後のAPNの意味や意義の浸透、役割拡大、育成に資するものになるだろう。今回は、実験的な立場の渦中にいるときは意識的ではなかったが、振り返ればそれがリーダーシップだったであろうことを描きつつ、これからの医療を作るAPNの方向性を見出したい。

野々内美加 

Family Nurse Practitioner

演題:APNのビジョンシェアと評価

APNとして組織の中で機能する為には自身のビジョンを持つ事がとても重要です。そしてそれをシェアし評価の繰り返しがAPN の役割を開発そして定着へと導きます。APNとしてのビジョンのシェアとは何を意味するのか?評価とは何を意味するのか?第2回日本APNシンポジウム午後のワークショップ「患者層を把握してAPNの使命を明確にする」の続編となります。前回参加されなかった方は医学書院、看護管理、2019年2月号「高度実践看護師の役割開発と活動領域の拡大を目指して『PEPPAフレームワーク』活用のすすめ」演者著の精読、看護におけるマクロ視点、Social Determinants of Health などのキーワードに慣れ親しんで参加されることをお勧めします。

坂木 晴世

感染症看護専門看護師​

演題:COVID-19パンデミック下における専門看護師の実践と今後の展望

朝倉ストレンペック由紀

Clinical Nurse Specialist

演題:医療の質の向上と変革におけるリーダーシップ - 高度実践看護師の役割

米国の急性期の医療においては、最新のエビデンスをもとにした医療の質の向上(Quality Improvement :QI)のための活動は常に行われている。特にナース センシティブ インディケーターと呼ばれる項目については、患者のアウトカムは看護の質と直結するものと考えられているため、看護師は医師も含めた他職種と連携しながら、ベストアウトカムに向けた活動が行われる。また米国看護協会の部署であるアメリカ看護認定センターは、患者に安全であり、看護の質が高く、看護師の労働環境の良い病院に対して、マグネット・ホスピタルという認定を提供している。この認定を受けるためには、看護を中心とし病院全体が、100以上ある査定項目に向けて取り組まなくてはならない。このプレゼンテーションでは、これらの米国の経験をとおして、看護がリーダーシップをとり看護に直結した患者のアウトカムの向上にむけて、どのように活動するのかを紹介する。

パネルディスカッション
 

パネラー:朝倉由紀、市原真穂、緒方さやか、坂木晴世、野々内美加、本田和也

​座長:木村千尋

討論内容:これからの医療におけるAPNの役割

​雑誌掲載

ナーシングビジネス

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