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NP のシミュレーション教育

川原千香子

准教授

帝京大学シミュレーション教育研究センター

急性重症患者看護専門看護師



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私の最初の診療看護師(NP)との出会いは、2015年愛知医科大学看護学研究科卒業第1期のお2人でした。その当時私は、急性重症患者看護専門看護師(以後CCNS)で、この2人の診療看護師(NP)と高度実践看護についてディスカッションできたことが、その後の診療看護師(NP)コースの教育に参加するきっかけとなりました。もともと米国のフィジシャンアシスタントやナースプラクティショナーについては、情報収集していたこともあり、単に医師の代わり、医行為を実践するためではなく、卓越した看護を目指す立ち位置を大切にしている愛知医科大学のNPコースに参加できたことは、今の私の礎にもなっています。そして、2025年4月に開講した帝京大学の診療看護師(NP)コースを兼務させていただいています。


 

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気づけば約10年、シミュレーション教育を中心に診療看護師(NP)教育に携わらせていただいていますが、そこで、重視しているのは、「診療看護師(NP)の役割」「多様な看護師との連携」を考えるシミュレーションです。高度実践看護師は、その他の看護師より少し早く、大学院教育を受けることができ、広い視野、新たな技能を得たのですから、患者さんを中心としたチーム医療の中で、看護の質を上げる役割にあり、決して医師のために働いているわけではありません。看護管理者との関わりも重要です。そのような視点でシミュレーションをするので、学生の皆さんは、診断過程のみならず、診療看護師としての役割は何か、自分のアイデンティティについて考え、言語化しなくてはならず、少々困難な時間を過ごしているようです。実のところ、これらのシミュレーションは、その効果について、なかなか分析できていないのが課題です。特に診療看護師(NP)のコンピテンシーに対する評価について探索中ですので、ぜひ多くの診療看護師(NP)の方々、学生のみなさんと、今後も情報交換、ディスカッションできることを楽しみにしています。そして、今までのシミュレーションを受けた方々の実践に何かしらつながっていることを信じて、さらにブラッシュアップしていきたいと思います。

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